2015年3月29日日曜日

[Ruby][Hipchat]Hipchat用のBotをLitaで作る

仕事場でHipchatを使い始めた。
Botを作って、いろいろと便利な機能を提供したい。
関連する情報を検索すると、Hubot + Hipchat用のアダプタという例が多数あった。
しかし、Debian Wheezy で試してみると、Hipchatのアダプタ(hubot-hipchat)のインストールに失敗してしまう。
最終的には、node.js のバージョン落として、v0.10.38でインストールできたのだけど。

気に入らなかったので、RubyでHipchatと連携できるものが無いのか調べたら、
Lita - A robot companion for your company's chat room
というのがあった。
こちらの解説記事がまとまっており、このページに書かれている手順で、動かすことができた。
以下、Botでinfo表示、whois、Googleのイメージ検索ができるようにする設定を、まとめておく

環境

環境は以下の通り。
  • Debian Wheezy
  • rbenvでruby-2.2.0をインストール済み
  • apt-getでredis-server をインストール済み

準備

Hipchatで利用するBotアカウントを作成しておく。
アカウント作成にはメールアドレスが必要。
gmailのアカウントがあれば、メールアドレスに+を使って、複数アカウトを作る方法がお手軽だ。 (ここらへんを参考に。)

Litaのインストール

Litaはgemでインストールできる。
$ gem install lita

Botの作成

Bot用のプロジェクトを作る。
$ lita new bot
botディレクトリに、新しいLitaのプロジェクトが作成される。

Gemfileを編集する。
HipChatアダプタを使う。
gem "lita-hipchat"
の行をコメントアウトする。
$ bundle install
で反映させる。

lita_config.rbを編集する。
# 名前を合わせておかないと起動時にエラーになるので注意。
config.robot.name = "Lita Bot"
# Hipchatを利用する。
config.robot.adapter = :hipchat
# ポート番号はデフォルトは1234になっていたが、6379にしないと起動しなかった。
config.redis.host = "127.0.0.1"
config.redis.port = 6379
# Hipchatの管理画面からXMPP/Jabber Account Informationに表示されるJabber IDを設定する。
config.adapters.hipchat.jid = "省略@chat.hipchat.com"
# Hipchatのアカウントのパスワード
config.adapters.hipchat.password = "省略"
# trueにしておくと、デバッグログが表示される。接続できない場合に便利。
config.adapters.hipchat.debug = true
# 利用するChat roomの名前か :all
config.adapters.hipchat.rooms = :all

Litaの起動

$ lita
設定が間違っているとエラーログが表示されるので確認する。
問題がなければ、BotはChat roomに参加する。

Hipchatで動作確認

@lita info
LitaとRedisの情報が表示される。

whoisとGoogleのイメージ検索の利用

Gemfileに次の設定を追加する。
gem "lita-google-images"
gem "lita-whois"
lisaを再起動する。
whoisは
@lita whois ホスト名
イメージ検索は
@lita image cat
で利用できる。


機能の拡張

Botが応答するwhoisやimageの処理は、Handlerとして実装できるようなので、まずは、単純に、ユーザの入力に応答をするものを作ってみよう。

参考

2015年3月26日木曜日

[FPGA][コンピュータ開発] DE0の関連書籍

DE0とパソコンは接続できたが、これから先、どうすれば良いのかさっぱり分からない。
本屋とAmazonを徘徊して、良さそうな本をいくつか購入した。

FPGA ボードで学ぶ組込みシステム開発入門 ~Altera編~ 

DE0を使う上での定番の書籍みたい。
開発ソフトQuartus2の使い方に始まり、Nios2やμClinux等、幅広く、いろいろな記事がある。

インターフェースZERO No.04 Hello Worldから始めるFPGA入門: 2大メーカXilinx,Alteraのお手軽ボードでチョコッと体験! 

表紙に、本書の内容を試せる定番FPGAボードとして、DE0-nanoとDE0が載っていたので購入。
Altera社のFPGAでLEDをチカチカさせるという記事があるので、まずはこれを試すのが良いかな。
HDLの説明や、基本的な例、オセロゲームを作るなど、チョコッと体験!というタイトルのわりには、いろいろ書いてある。

FPGA/PLD入門記事全集[2200ページ収録CD-ROM付き]: 月刊トランジスタ技術,Interface,Design Wave Magazine10年分(2001-2010)から集大成 (アーカイブスシリーズ) 

Design Wave Magazineで連載していた記事で、基礎から学ぶVerilog HDL & FPGA設計が面白そうだったので購入。この連載の「CPUを作ろう」「CPUの設計」「アセンブラの設計」「コンパイラの設計」のタイトルが興味を引いた。

2015年3月25日水曜日

[FPGA][コンピュータ開発]DE0購入

以前から、FPGAを使ってCPU製作してみたかったのだけど、とうとうDE0を買ってしまった。
最近、DE1-SocDE0-CV が販売されており、どれにしようか悩んだのだけど、書籍やWeb上での情報が豊富なDE0に決定。
digikeyで購入しようと思ったが、すぐにでも欲しくなってしまったので、物が置いてあった千石通商で購入。\17,850だった。円安が原因で、以前より価格が上がっているようだ。

DE0はWindows8.1 64bit版のマシンで使う。
Windows8.1で使えるか、心配だったが、大丈夫のようだ。

Alteraから Quartus2 Web Edition 13.1 をダウンロードして、
QuartusSetupWeb-13.1.0.162.exe
をインストール。
※DE0に載っているCyclone III 3C16 FPGA deviceに対応しているのは 13.1までのようだ。

全てデフォルトのままインストールした。
インストールするもののうち、ModelSim-Altera Editionだけ、チェックが付いていなかった。

DE0に電源を繋いで、USBとPCを接続する。
デバイスマネージャ を見ると、ほかのデバイスに USB Blasterがあるので、
手動で、C:\altera\13.1\quartus\drivers\usb-blaster を指定してドライバをインストールする。
インストールが完了すると、ユニバーサル シリアル バス コントローラー に
Altera USB-Blaster が表示される。

DE0の添付DVDにあった、Getting Started with Altera DE0 board.pdf に書いてあるように、電源を入れると、
  • All user LEDs (LED0~LED9) are flashing
  • All 7-segment displays(HEX0 and HEX3) are cycling through the numbers 0 to F
となっており、いまのところ問題は無い。