2015年11月1日日曜日

[R][FX] Debian Jessie で Rのパッケージをインストールできないときの対処法

MetaTraderで自動売買しようと思い、日々、EA(Expert Advisor)を書いていたら、すっかりブログの更新が滞ってしまった。
為替で有効な手法を見つけるのは、なかなか難しい。

EAでいちいちシミュレーションするのは面倒だし、為替データの解析に、Rを使えると便利そうだなと思い、みんなのRを読みながら、例を入力しつつ、Rをいじりはじめた。

この書籍ではR Studioを推奨していたので、 Debian Jessie 標準のR Studioを使っている。

書籍に書いてあった株価データを扱うためのパッケージquantmodをインストールしようとしたら、 エラーになった。

> install.packages("quantmod")
Installing package into ‘/home/satoshi/R/x86_64-pc-linux-gnu-library/3.1’
(as ‘lib’ is unspecified)
Warning in install.packages :
  package ‘quantmod’ is not available (for R version 3.1.1)

CRANにはquantmodはあるようなのだけど、インストールできない。
StackOverflowを見て解決。

 インストールしたままでは、CRANのパッケージが全然見えていないようだ。

> setRepositories()
 --- このセッションで使うリポジトリーを選んでください --- 

1: + CRAN
2:   BioC software
3:   BioC annotation
4:   BioC experiment
5:   BioC extra
6:   CRAN (extras)
7:   Omegahat
8:   R-Forge
9:   rforge.net

 スペースで区切られた 1 つ以上の数を入力するか、キャンセルするには空白行を入力してください 
1: 1 ◆CRANが選択されているが、再度選択してみた。
> ap <- available.packages=""> View(ap) ◆パッケージを表示する。
パッケージが全く表示されない。 以下のコマンドでミラーを選択できる。
> chooseCRANmirror()
CRAN mirror 

  1: 0-Cloud [https]                 2: 0-Cloud                     
  3: Algeria                         4: Argentina (La Plata)        
--略--
 55: Italy (Palermo)                56: Japan (Tokyo)               
 57: Japan (Yamagata)               58: Korea (Seoul 1)             
--略--

Selection: 56 ◆日本のミラーを選択
> ap <- available.packages()
> View(ap) ◆パッケージを表示できた。
> 
> install.packages("quantmod") ◆quantmodをインストール
--略--
* installing *source* package ‘zoo’ ...
--略--
* installing *source* package ‘xts’ ...
--略--
* installing *source* package ‘TTR’ ...
--略--
* installing *source* package ‘quantmod’ ...
--略--
* DONE (quantmod)

The downloaded source packages are in
 ‘/tmp/Rtmp6M7HGP/downloaded_packages’
>
依存パッケージも一緒にインストールできた。 xtsパッケージは時系列データtsを拡張したクラスxtsを提供し、 不規則な間隔を扱うことができるので、 為替や株価データを扱うには最適のようだ。

参考

みんなのR
いくつかRの本を買ってみたが、この本が一番分かりやすかった。
グラフ描画ggplot2の説明も分かりやすいし、実例も多数あるのでおすすめ。